| 配合馬体診断 |
| 父、母ともに本募集馬が初仔にあたるフレッシュな好配合は先見性を感じる。父フォーウィールドライブは米芝2歳重賞を2勝。ともに6ハロン以下のスプリント戦で、特にBCジュヴェナイルターフスプリントを1番人気で逃げ切ったシーンが印象的だった。あの仕上がりの早さと抜群のスピード能力は産駒の武器になるだろう。また、本馬と同じ父ファピアノ系×母の父サンデーサイレンス系の配合からフェデラリスト（中山記念）、ライオンボス（アイビスSD）、など、多くのオープン馬が出ている点も好感が持てる。 |
| DAM |
母：コハルビヨリ
JRA通算4勝、秋華賞（GⅠ）にも駒を進めた実力馬フェミニンガールの娘で、2歳新馬で1番人気になったほか、芝1200ｍで2着2回とスピードに光るものを見せた。5歳春で競走生活に終止符を打ち、本募集馬が初仔となる。キングマンボ、エーピーインディといった超一流サイアーを内包した血統構成も、母として大きな魅力のひとつだ。 |
| 千代田牧場 飯田貴大専務のコメント |
| 母の全姉も産駒が勝利しており繁殖牝馬としての資質は十分。初仔ですが標準的サイズに成長しており、骨量も豊かで丈夫に育ってくれそうです。筋肉質で屈強なフォルムは男勝りの馬格を誇った母、体型は祖父アメリカンファラオの面影、スピードを求められる舞台で真価を発揮できることでしょう。その裏付けは放牧地でのダッシュの効いた走りや闘争心からも存分に窺えます。 |
| ファンタストクラブ 佐久間調教補佐のコメント（2023年10月） |
既に良好なフットワークを披露、順調なら早期から動ける予感。
８月上旬からパドック放牧を２週間、その後ブレーキングを順調にこなしました。円馬場でダク1600ｍ、ハッキング1600ｍを乗り込み、９月からは角馬場と屋内のダートコースでダク、ハッキングキャンター共に1600ｍを消化し、週１回は2400ｍまで距離を延ばしています。坂路での調教も始めており、集団で乗り併走する調教でも周囲に影響されず集中して走れています。今後は長めの距離をじっくり乗って中身を鍛えたいと思います。馬体の雰囲気も良く、将来が楽しみな存在です。 |
