配合馬体診断
頭から尻まで非常にバランスの取れた好馬体で、何よりよくガッシリした逞しい胸前とトモに目を奪われる。毛色こそ違うが、父エスポワールシチーの特徴がとてもよく出ている。しかも、芝でも大丈夫そうと思わせるほどのシルエットは、地方重賞で大活躍しているエスポワールシチー産駒によく見られる特徴の1つである。またダート重賞ウイナーのクイーンマンボやアルクトス、2020年の岩手3歳二冠馬フレッチャビアンカなどと同じ“父サンデーサイレンス系×母の父シンボリクリスエス”。高い地方競馬適性が窺える。 |
DAM 母:ディオーサシチー
3歳2月の新馬、芝のマイル戦でデビュー。14番人気ながら0.2秒差の3着に好走。未勝利戦終了後、資質を買われ格上挑戦。12月の中京ダート1800mで好位から逃げ馬を捕らえ初勝利を飾った。通算36戦中14戦で掲示板を確保、タフに活躍した裏付けは母系の底力に由来。曽祖母のグレイスノートを根幹に、直仔のベルメッツは“キングジョージ”を制した名馬。オペラコミークは米G1馬ドビュッシーを産んでいる。日本に輸入されたグレースアンドグローリーは秋華賞馬レッドディザイアの母の母と、世界に枝葉が広がる母系だ。 |